Top word -Side Trash 4-




(ver. タイタニック) 今の恵まれた環境にいる君に、 何も持っていない僕が出来る事は何だろう? 君を生涯愛し続けると繰り返すだけでは足りないよね。 仮面の下に隠されてしまった君は、 そこにいる誰もが目を奪われるほどに綺麗で、 君の側にいられてよかったと心底から感謝した。 籠の中に閉じ込められた私の、 その鎖を断ち切る事が出来たなら、 あなたと一緒に何処までも飛んでいきたい。 例え馬鹿だと罵られても、 君の心に染み込むまで繰り返す。 ただ僕は君の事だけを愛していると。 例え死が2人を引き離しても、 身体が側に行ける事はなくても、 私の心はただ1人あなただけのもののまま。 あなたがくれた最後の約束を、 身を切り裂く思いで守り通した。 それがあなたがくれた愛への返事だから。 例え助けてくれたあなたへの裏切りでも、 あなたがいない世界で1人生きていくのは嫌。 繋いだその手を離さずにいつまでも側にいるから。 私を励まし続けてくれたあなたの声は、 何十年と経った今でも耳の奥に残ってる。 一分たりとも逸らされなかった瞳と共に。 もし死後の世界があるのなら、 今度こそあなたと一緒にいられますように。 何人も裂く事の出来ないように固く手を繋いで。 最愛の人を見捨ててもなお、 生き抜こうとするその思いを、 何故共に生きる方へと向けられなかった? (the end of ver. タイタニック) ずっと笑っていたあなたの、 「死ぬなよ」の一言が酷く重くて。 それだけは絶対に守ろうと思った。 死んだら駄目だって言ったくせに、 どうしてあなたは俺を置いていくの? 届かなかったこの手が憎くて仕方ないよ。 俯いて肩を震わせる君の、 その身体を引き寄せてしまったら、 幻のように消えてしまうのではと怖くなった。 あの日からこの檻に繋がれている俺は、 あなたを抱きしめたりする事は出来ないけれど、 いつでもこの世界の誰よりもあなたを必要としてる。 例えばこれが「愛」と呼ばれなくても、 例えば君の本当の微笑みが見れなくても、 それでも俺は君を本当に俺だけのものにしたいんだ。 独占したいと願うのは異常なの? 法も誰も守ってくれない最愛の人を、 ただ俺しか知らない場所に閉じ込めただけなのに。 みんなは理解出来ないかもしれないけど、 もしここから救助されたなら俺は狂うだろう。 同情なんて汚いものじゃなく俺は彼を愛しているから。 最後まで口に出せなかった別れの言葉は、 遠く離れたここから出す手紙にも書けなくて、 無情な事実がそれを知らせてくれる事を期待してる。 私はここで生きていたいのだと、 プライドを捨てて叫んだとしたら、 あなたはそんな愚かな私を笑いますか? 勝手に忘れていく事なんて絶対に許さない。 何事もなかったように笑って幸せになんてさせない。 永遠に出られない牢獄に消えない罪の記憶で繋いであげるから。 君はいつでも俺以外の誰かを見ていると、 苦笑混じりに言われるようになったのはいつ? その答えは遠い昔に開かなくなった引出しの中に。 イルミネーションの光を背に振り向いたあなたは、 出会ったあの頃と寸分違わぬ綺麗な微笑を浮かべて。 魔法使いのようにそこにいてくれた事が本当に嬉しかった。 誰かを信じる事は誰かを裏切る事だと、 気づいた時にはもう戻れない所にいたから。 2人とも傷つけた私は離れて行く事しか出来なかったね。 「大きくなったら『パパ』のお嫁さんになる」と、 何も知らずに無邪気に笑っていた幼い私には、 あなたが嬉しそうに笑ってくれた事が嬉しかったの。 あなたが愛している唯一の女性に、 俺はだんだん似ていっているのかな? 向けられる瞳の翳が俺にその事実を突きつける。 人の表情で1番記憶に残るのは、 綺麗な微笑みと悲しげに歪められたもの。 どれだけ人に出会って時が流れても鮮やかなままで。 君が俺をすきでいてくれる事で、 俺はまだここにいられるのだと安心した。 例えそれがほんの一瞬の錯覚なんだとしても。 どれだけ熱心に愛を語って貰っても、 どれだけあの頃から時間が経ってしまっても、 俺の1番奥のあの部屋にはいつもあの人がいる。 今でも俺はずっと迷ってる。 他の人と同じように打ったメールを、 今でも消していない彼女の番号へ送るかと。 捨てられないまま残っている手紙には、 あなたのストレートな気持ちが綴られていて、 もう届かない姿を求めた涙が知らないうちに零れ落ちた。 どうすれば君に僕だけを見て貰える? 君の瞳を僕だけに向けて貰おうと必死なのに、 その唇から紡ぎ出されるのはいつだって知らない名前。 他の誰かを映す瞳ならいらない。 嫌な言葉を紡ぐなら喋れなくてもいい。 そんな風になったならあなたは私を愛してくれる? 何時の間にかなくしてしまったものは、 ふとした瞬間に在り処を知る事が多いの。 それはもう2度とこの手に戻ってこないから? 恋愛感情は脳のいたずらなのだと、 くれた言葉を遠回しに否定したあなたの、 俺にとって嫌いなところをもう探し始めてる。 人の気持ちを疑うのは最低だと、 綺麗な顔を歪ませてそう言うあなたなら、 俺に人の気持ちを信じる方法を教えてくれますか? 嫌いになった時はすぐに教えて。 あなたの知覚出来る範囲から消えるから。 望むならそれ以上の消滅だって構わないから。 どうして気持ちは理屈ではないの? 他のあらゆる事象は全部説明出来るのに、 自分の気持ちの事になると言葉が出てこないんだ。 君が俺を愛してくれているのは知ってる。 自分に必要な時だけ甘えていっているのに、 何も言わずに甘やかして「愛して」くれている事も。 いつも君を裏切っている俺だから、 君が望んでくれるなら何でも聞くよ。 例えばそれで最愛の人から離れるのだとしても。 自分の思い通りに進まない事を、 全部「運命」なんて言葉で片付けるのなら、 最初から生きていく意味なんて何処にもないのにね。 前に使っていた携帯に残るメール。 「俺的に君の事本気だったみたいだ」なんて、 言い切らない曖昧さが本当にあなたらしくて笑えてくる。 あの頃の俺ではきっと無理だけど、 時効になった今なら面と向かって言える。 俺も本気であなたの事がすきだったのだと。 傷つくのも傷つけるのも嫌。 みんなといないと淋しくて嫌なの。 どうして人間はこうも弱い生き物なの? 誰かや何かに譲らないで、 ずっと俺だけの事を考えてて? でも簡単にあげられる「1番」にはしないで。 大切な人に順位をつけていったら、 たった1人何処にも入らない人がいた。 それは俺にとって何物にも代えられない証拠。 絶対に側から離れないでと泣く彼女に、 「大丈夫」なんていう安易な言葉しか返せなかった。 「君の目の前ではね」という続きをかろうじて飲み込んで。 少しだけお休みというものが欲しくて、 何も考えない時間を作ろうと必死になってる自分がいた。 でも気付いたらもう目の前にあの日が近づいてきているんだね。 俺はただちゃんと理解出来ていなかっただけなんだね。 今更になってあの頃君が苦しんでいたのがやっとわかったよ。 半端でなくすきな人に近づく事も近づいて貰える事もない痛みが。 今でもずっと君の事がだいすきだよ。 もう手を伸ばして気持ちを欲しがる事は出来ないけど、 君に愛されていたいと思うのは今でもずっと変わらないんだ。 生きている実感が欲しいわけじゃないのです。 自分が浅ましく生きているのだと認識するためなのです。 このまま全部流れていくまで切れば俺はちゃんと死ねますか? あの頃の僕は聞き分けのない子供そのもので、 あの人を傷つけたというのにあの場所にしがみ付いていた。 君と会えなくなってしまうのが怖くて仕方がなかったばかりに。 もしその時に僕が君から離れていたのなら、 僕は君を「裏切る」事にはならなかったのかもしれないね。 それでも我が侭な僕は君の事がすきで仕方がなかったんだ。 あの子に与えられるのに俺からは奪われた物が、 気にしたくないのにあからさまに見せ付けられて泣きたくなる。 俺が貴女に必要ない事は他の誰でもない俺が1番知ってるよ。 あなたと永遠に引き離されて時間が経つと言うのに、 今でも俺が惹かれるのはあなたの姿を垣間見る事が出来る人。 陽炎のように浮かぶあなたに言えなかった「愛してる」を繰り返す。 人込みの中で一緒にいた人とはぐれてしまうと、 今でも僕は無謀にもたった1人の人を探そうとしてしまう。 どんな時でもまるで魔法のように僕を見つけ出してくれたあなたを。 「もうちゃんと死なせてやれ」だなんて、 何も知らない人が呆れたような顔で俺に向かって言った。 そんな言葉であの綺麗な人を過去の人にするあなたとは違うんだよ。 あなたがいなくなってから2度目の季節が近づいてきて、 それと同時に他人の中からゆっくりとあなたが消えていく。 右手の光るものはこれ以上あなたとの距離を開きたくないから。 隠したはずの心が軋んだ音を立て始めて、 これ以上平気な顔して笑ってなんていられない。 今の俺はもう自分の力で誰かに笑い掛ける事なんて出来ない。 俺は少しも変わらずに弱いままでいるから、 今年のあの日も同じ事を繰り返す事でしょう。 届かなくても俺はまだあの人を愛しているのです。 答えてくれる声がない事を知りながら、 ただひたすらあなたの名前を呼び続けた。 たった1度だけでも呼んでくれたら笑顔で逝けるのに。 赤く染まり始めていく床に寝転がって、 唯一綺麗なままでいる天井をぼんやりと見上げた。 あの日のあなたはそれを見つめながら何を思っていたのだろう。 名前を呼んでもあの声で返事がない事も、 どれだけ探してもその姿を見つけられない事も、 もうそろそろ認識しなくちゃいけなくなってきたのかな。 最愛の人によく似ている人の腕の中で、 俺はたった1度だけ最愛の人の名前を呼んだ。 それに律儀に応えてくれるあなたは俺に愛をくれますか? 自己中心的な俺様のように映るけれど、 本当は誰よりも周りの事を見ている優しい人。 茨で包まれた温かい部分に最初に触れるのは誰? こんな俺にも「愛してる」の安売りを出来るのなら、 あなたにとって俺はその程度の存在でしかないって事だ。 それでもその嘘を許容してるのは俺もあなたを「愛してる」から。 未練がましく背中を見送るなんてもうごめんだ。 誰かに置いて行かれるより俺が置いて行く方がいい。 そうしたら心が軋むような音を立てる事もないだろうから。 少々の抵抗では振り払えないほどの強い愛を下さい。 他の事を考えられないように俺の思考さえも支配する程に。 頑丈な鍵のついた檻の中に閉じ込めてどうか俺を飼い殺して。 繰り返して名前を呼んでも返事はなくて、 冷え性の俺よりずっと温かかった手は冷たくて、 「それでも」俺はあなたがまた目を開けてくれるのを待ってる。 もし今の俺が浅ましく甘えに行く事があったなら、 まるで本心からのように「愛してる」って優しく嘘をついて、 駄々をこねる子供をあやすみたいに少しでいいから抱き締めて? (更新したもの↓) 俺は君の世界の中から削除されてしまったの? 知らないままで済むはずの事を人づてに聞かされて、 俺の方から君を突き放したのに浅ましくもそう思ったよ。 君が求めているのはずっと昔の俺であって、 俺が求めているのは遠い日のあの記憶の中の君。 どれだけ焦がれても絶対に手の届かない永遠の存在。 どうしても君には幸せでいて欲しいから、 思ってもいない嘘をいつものようについてみるけれど、 何時だって包み込むような笑顔の前に負けてしまうんだ。 暖かい居場所をくれた誰よりも優しい君から、 唯一無二の大切なものも何もかもとりあげてしまって、 それでも微笑みを向ける君に俺は一体何が出来るだろう?

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